MUKU-DATA  W.D.Wさんの階段廻り 

あの神代欅の反りと厚みを調整する際に再度製材した端木端(はじこば)は
ここに使われたんですねぇ!
自然に縮んでいった凹凸が良い感じでした。
樟の耳を落した辺材は階段笠木に使われていました。
楓の耳付きは階段手摺に。。。

天然木のままの形を活かしてそのまま使っているのが新鮮に見えます。
意図的に天然の形を作るのはとても難しい事だというのは
日頃、製材された直角になっいる材を、天然木風に加工して欲しいの依頼で
それっぽく見えるように加工するのですが
天然木の微妙な曲線や荒々しさなど再現する事が難しいのは身に染みています。

一般的な住宅建築では先ずあり得ない加工しないラフさが
より印象的な見え方になっているのでしょうね。

時に大胆に、加工しない、バサッとざっくり使う
なかなか出来そうでできないですよね。
倉庫やガレージ、作業場だからやれることかもしれませんが
住宅の中にあったら、どう見えるのかなぁ・・と気になります。